島さん【9話】ネタバレ

漫画「島さん」分冊版9話のネタバレ

島さん

 

 

新人バイトである子関は防犯カラーボールが1個1,300円もする事に驚いていく。さらに防犯カラーボールには使用期限がある事にも驚かされていく。店長である沢みなみが説明する。

 

「暗闇で光る特殊塗料が劣化しちゃんだって」

 

さらに防犯カラーボールには警察犬が追跡しやすいように悪臭もすると解説。またレンジの上に置いて客から見えるようにする事で抑止力にもなると解説。

 

「んで、島さんこれ投げた事あるんですか?」

 

過去を思い返しながら「ないよ」と答えていく島さん。場面は数年前に遡っていく。

 

当時、一緒に夜勤バイトをしていた原田ややも島さんに防犯カラーボールを投げた事があるか尋ねていた。

 

そんな中、店長である沢の顔が青ざめていく。夕方勤務の子が風邪でダウン。シフトに支障が出て行く。そんな中、原田は率先してバイトへ参加。沢と原田は幼馴染であった。

 

しかし、原田は就活の繋ぎとしてバイトをさせてもらっていた。沢はあくまで就活を優先させて欲しいと一応、忠告。

 

シフトも決まってフロアに戻ると島さんはエアコンの掃除。就活について原田に尋ねると面接が決まった事を伝えていく。同時に苦悩を見せていく原田。

 

「わたし本当はいまいち就活に身が入らないんです」

 

理由は前の職場で失敗をして周りに迷惑をかけていたからであった。責任ある仕事を任されるのが怖くなっていた原田。その話を聞いて島さんがフォローしていく。

 

「地道にやれば大丈夫、誰かが見てるし」

 

そんな中、不良二人がコンビニを覗き込んで若い女とジジイしかいない事に目をつけていく。カゴ一杯に商品を入れる不良。そのままダッシュしてコンビニから立ち去ろうとしていく。

 

万引カゴダッシュである。
店内にいた原田は追いかける。島さんは外でゴミの入れ替え。

 

追いかける原田であったが突き飛ばされてしまう。彼女を支えようとする島さん。支えるのは良かったが突き指。

 

「ややちゃん!それ!カラーボール投げて!」

 

原田の投げたカラーボールは電柱にぶつかってしまう。もうひとつ投げようと伝える島さん。

 

「ムリです…わたしまた…失敗しちゃいます」

 

島さんは失敗してもいいと伝えていく。失敗して反省すれば堂々と前向いてりゃいいと伝える。一人で抱える必要もないよと。

 

そして原田の投げたカラーボールは人には当たらなかったが地面に落ちて割れて塗料が不良についてくれた。

 

場面は現実へ。
沢はカラーボールの使い方について子関に説明していく。

 

「投げる時は犯人の身体めがけて投げちゃダメよ」

 

実はカラーボールは人の身体にぶつかっても割れにくかったのだ。狙うのは足元で破裂させて中の塗料は飛び散らせて塗料が衣服につくようにするのが正解であった。

 

これがきっかけで過去の窃盗犯を捕まえた事を伝える沢。

 

「ね?」

 

「はい」

 

島さんと沢のやり取り。そしてコンビニには原田ややが訪れる。彼女は無事に就活に成功。島さんが仕事の調子はどうだと尋ねていく。

 

笑顔でピースサインをする原田。彼女が頑張っている事に安心を覚える島さんであった。

 

ここで第9話は終了。

 


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